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福岡県では、県政の効率的かつ合理的運営を進めるために、県民の皆さんからのご意見、ご提案をお聴きしています。
最近の私立学校関係事件
以上の短期間での私立学校の連続問題発生。現在の福岡県私学振興課長には、県内所在の私立学校に対する監督能力がなく、私学振興課長として不適格である。
貴重な御意見をいただき、誠にありがとうございます。
昨今の私立学校において発生している事案は、県私学振興課として、大変憂慮しているところでございます。
県では、御指摘のいじめ重大事態事案の発生などを受け、弁護士など第三者に、子どもさんや保護者が相談できるよう、昨年11月に、「福岡県いじめレスキューセンター」を設置しました。
また、重大事態が発生した際に、学校が迅速、適切に対応できるよう、県において初動時における対応をルール化し、早い段階から関係課が情報共有し、学校にアドバイスできるよう連携体制を整備しました。
自殺や不登校など重大事態に発展させないためには、学校が、生徒のささいな兆候であっても見逃さず、早い段階から的確に関わりを持ち、対応していくことが重要であると考えております。このため当課では、改めて各私立学校に対して、「いじめの未然防止」「積極的な認知」「組織的対応」に取り組むよう、文書により強く要請したところです。
学校の出願手続のミスにつきましても、何の落ち度もない生徒が、受験の機会を失ったあってはならない事案であり、深刻に受け止めております。
各私立学校では、細心の注意を払い出願手続に対応されているところですが、今回の事案を受け、出願手続の過程において関係職員間で情報共有するなど、万全を期すよう、各私立学校に対して文書で要請したところです。
私立学校につきましては、私立学校法第1条で、「その自主性を重んじ」と規定されており、県立学校に対する監督権限に比べ、県の権限はどうしても限られてしまいますが、御指摘のような事案が発生しないよう、今後も最大限努めてまいります。御理解のほど、よろしくお願い申し上げます。