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受付日 :2024年1月27日
教育関係者の「常識的な考え」について (カテゴリ:教育・文化/教育)

教員の引率時の行為がたびたびニュースになります。パチンコに行った、デリヘルを呼んだ、酒を飲んだ等です。

先日、熊本の中学校の修学旅行引率時の飲酒がニュースになりました。熊本県教育委員会は「(夕食の時間は)勤務時間外であっても、修学旅行は教育の場。生徒の前で酒を飲む行為は常識的に考えれば不適切だということは明らかだ」とコメントしています。

教育関係者は「教育の場で生徒の前で酒を飲む行為は不適切だ」と常識的に考えていることが伺えます。

以上の常識的に考えることに関して意見します。

一般人は「教育の場で生徒の前で酒を飲む」がダメなら「教育の場で生徒の前でタバコを吸う」もダメだと考えます。酒もタバコも嗜好品という枠組みで、生徒には禁止されているからです。しかしタバコはまだ許容されています。部活時間などで見られます。

要するに何がダメなのか見分けがつきません。酒だけがダメなのか、ニュースになるほど話題にされた、世間をお騒がせしたから結果としてダメになったのか曖昧です。

教育関係者が考える「常識的な考え方」を公表してください。

ニュースは中学校教員ですが、県立高校も修学旅行があり教師が引率します。同じ問題を抱えていると考えられます。「常識的に考えて明らか」だから明文化されていないとするのではなく、乗り物の移動中、食事中、就寝時間後など勤務時間外の教育の場での振る舞いについて「どういう法的根拠をもって教師の行動を制限するのか」を明記すべきです。

他県の事例を他山の石として福岡県の教育環境の向上を期待したいです。

教育関係者の「常識的な考え」が一般社会に共有されると、例えば熊本県のニュースでいうと酒の自動販売機を売り切れにしておくなど対処が可能になると思います。学校からは「ご理解ご協力」をたびたび求められますが、我々が教育関係者の常識を理解するためにも情報発信を頼みます。

県からの回答

貴重な御意見をいただきありがとうございます。

本県教育委員会では、不祥事防止に関する職員面談や所属研修等を通し、教職員は地方公務員法や福岡県職員倫理条例等により、公務員として勤務時間の内外を問わず、自身の行動が公務の信用に影響を与えることを常に自覚し、信用失墜行為の禁止や法令遵守義務などの規範意識を高める取組を推進しているところです。

今後とも、いただいた御意見も参考にさせていただきながら、綱紀の厳正な保持、服務規律の確保及び不祥事防止について、引き続き取り組んでまいります。

教育庁 教職員課

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