福岡県では、県政の効率的かつ合理的運営を進めるために、県民の皆さんからのご意見、ご提案をお聴きしています。
とある県立高校では部活顧問の身分は17時までは公務で17時以降はPTA兼業だと言いますが、この運用は腑に落ちません。
サッカーを例に考えると部活で紅白戦をするという設定で前半は公務で後半はPTA兼業(有償ボランティア)ということになります。紅白戦という一続きの活動の中で顧問の身分が公務員から一般人に変わるというのは違和感があります。身分が公務なのか有償ボラなのかでは顧問がケガしたときも生徒がケガしたときも扱いが変わってくると思います。
部活顧問の身分を正しく公務上のものにしておかないデメリットはケガしたときに公務外の災害と処理されることです。顧問はケガを抱えて公務外の災害を不服とする裁判をすることになります。
公務災害の内訳に「部活動」が大きく占める一方で、公務外災害とされ裁判で争うケースが絶えません。
職員が安心して働けるように環境を整えるのが管理職の職務です。部活顧問の身分を整理する必要を提言します。県は学校管理職に指導すべきです。
貴重な御意見ありがとうございます。
御意見にありますように、教員が安心して部活動を含む教育活動に注力できる職場環境の整備は重要であると考えております。
いただいた御意見等を踏まえて、働きやすい職場環境の整備に引き続き努めてまいります。