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福岡県では、県政の効率的かつ合理的運営を進めるために、県民の皆さんからのご意見、ご提案をお聴きしています。
「署名4万筆、福岡県で野良猫の無料不妊手術を-再度の公開質問状と意見を提出」という記事がありました。
福岡県の今までの公費支出に対する拒否は妥当です。なぜならば福岡県は今シーズンは過去最悪の鳥インフルエンザ流行に見舞われ、養鶏場の被害が深刻だからです。
外国では猫のH5N1型鳥インフルエンザ感染が多数見つかり、また猫が感染しなくても、自由に徘徊する猫は物理的にウイルスを運びます。
宮崎県の口蹄疫でも、猫が感染拡大に寄与したとする論文が複数あります。
その様な理由から野良猫の温存策であるTNRは好ましくありません。
なおドイツでは2013年に鳥インフルエンザや口蹄疫の流行地では、犬猫を放すことが禁じられ、3万ユーロ(450万円以下)の罰金で処罰されます。徘徊犬猫は殺処分されることもあります。
貴重な御意見ありがとうございます。
福岡県では、飼い主のいない猫による糞尿や鳴き声などの問題を地域の環境問題として捉え、地域住民の合意のもと、その地域にお住まいの活動を行おうとする住民(活動グループ)が主体となって不妊去勢手術や一定のルールに基づいた餌やり、トイレの管理などを行う、地域猫活動を推進しております。
地域猫活動では、飼い主のいない猫を不要なものとして排除するのではなく、不妊去勢手術により一代限りの生を全うさせ、数年かけて地域から飼い主のいない猫がいなくなることを目指します。
○始めてみませんか!地域猫活動(参考)
今後とも、福岡県の動物愛護管理行政に御理解、御協力のほどよろしくお願いいたします。
(参考)始めてみませんか!地域猫活動(外部リンク)はこちら。