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寄せられたご意見

受付日 :2023年6月10日
保育園、保育士問題について (カテゴリ:くらしと環境/子ども)

最近の保育園の色々な問題に心を痛めています。福岡市では、全0歳児保育料を無料にしたり、保護者のリフレッシュをうたい、一時預かりを進めたり、我が市でも病児保育を無料にしたり、どれも素晴らしいことに聞こえます。

しかし、その為に、本当に必要な人が利用できなくなっている現状を理解できているのでしょうか。

それは、保育士が足りないからです。こうなると、単純に増やせばいいと、簡単に子ども達に接する資格を与えていますが、それは違うと思います。

あくまでも、保育士は、それなりの知識を習得し、実習を経て、ある期間一生懸命努力して資格を手にしています。

現在資格を持ちながら働いていない人が3分の2くらいとか。なぜなのか。安い給料、肉体労働、早出遅出、行事の大変さ、すぐに苦情、そして大切な命を預かる責任の重さ。そんな中で辞めてしまったり、最初から高給料の一般企業で働くことを選んだり。

どうか、潜在保育士が働きたくなるような、仕事に見合うような待遇にしていただけないでしょうか。

どんな政策より、まず保育士が現場に戻ってくる事を考えていただけないでしょうか。

そこを確立していかないと、どんな素晴らしい子育て支援も福祉も何もなりません。

保育士をしっかり確保できれば、保育を必要とする子ども達も、リフレッシュを必要とする保護者の子どもさんも保育可能です。

今の状態では、基礎がない家をどんどん上に積み上げているような状態であり、崩れて当然です。

保育園、保育士は、信用をなくし、やりがいをなくし、子ども達を心から可愛いと思える気持ちをなくし、去っていきます。

どうかこの福岡がどこよりも先駆け、保育士確保の大改革を行ってもらいたいと心から願っています。

その上で、子どもに対する保育士の配置基準を改善してもらいたいです。配置基準は、何十年も変わっていません。

個性が大切にされ、多様化された子育てに対し、大昔の配置基準が合うはずがありません。

昔は保育園では手がかからない子ども達が多いものでしたが、現在は一対一で家庭で手厚く大切に子育てされた子ども達が多く、食事も午睡も個別での対応が必要な子どもが多いです。

しっかりと対応できる保育を望むなら配置基準の改善が必要と思われます。

県からの回答

貴重な御意見ありがとうございます。

本県では、保育士の業務負担軽減のためのICT導入促進等の職場環境改善事業、保育の質の向上のための各種研修、潜在保育士の復帰促進のための就業マッチング支援などにより保育士確保に取り組んでおります。

また、保育士の配置基準及び処遇改善については、国の責任において改善措置がなされるよう要望を行っております。

今後とも、このような取組を継続するとともに、保育の実施主体である市町村と連携して保育士確保に係る効果的な施策を検討してまいります。

福祉労働部 子育て支援課

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