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寄せられたご意見

受付日 :2023年5月5日
学校の体育館のエアコン設置等について (カテゴリ:教育・文化/教育)

市議会選で候補者が小学校の体育館にエアコンを設置したことについての功績を宣伝していましたが、省エネや昨今の電力需給がひっ迫していることを考えると極めてナンセンスと感じました。

同時に夏季の体育館での授業は、熱中症になりやすいのは間違いなく事実です。次の3方向から解決方法を考えてみました。

  1. 授業カリキュラムの柔軟な運用、教員のフレックスタイムを認めた早朝事業

    そもそも夏季の日中に体育館や校庭で体育の授業を行うことが間違っているのではないでしょうか。30年前とは違い、35℃以上になることも多くなってきています。 それならば、授業カリキュラムを柔軟に運用し、夏季以外の季節に体育の授業を集中させ、夏季はなるべく体育を行わない選択があっても良いと思います。

    若しくは教員にフレックスタイムを認めた上で、6時から7時の朝の涼しい時間に体育を行い、12時ぐらいに早出の教員は帰宅する方法も考えるべきだと考えます。

    生徒・学生も帰宅できるようにするが、家のエアコン事情や親が仕事から戻っていない学生・生徒もいるので、学童保育室や図書室、一部教室はエアコンを効かせた上で開放する方策を取る。遅出の教員が管理に当たれば問題無い。

  2. 夏季期間の地方避暑地への短期留学

    もう一つの方法は夏季の長期間に涼しい地域に移動して合宿の形で体育等の授業を集中的に行う方法です。涼しい地域は北海道や北東北を想定していますが、それ以外の地域でも高原地帯の早朝・夕方の時間帯は体育の授業に適した気温になっていると思います。

    それ以外の時間帯は通常の勉強の他にその地域の伝統産業や農林水産業の体験授業を行い、その地域との交流を図る。移動滞在費に政府が補助を行う。移動先の自治体の経済活性化にも役立つと思います。

  3. 省エネ・再生可能エネルギー電力・地域への電力供給を見据えた学校のエネルギーセンター化

    そもそも現在の学校の体育館にエアコンを入れることが非効率なだけです。省エネや再生可能エネルギーを導入した場合、非効率とは言えなくなります。即ち、

    • 地中熱を利用した効率的な冷暖房システムの導入。
    • 校舎・体育館等にペロブスカイト太陽電池や小型風力発電設備を設置し、自家発電を行う。
    • ミニサテライトLNG&コージェネ発電設備を設置し、再生可能エネルギー発電ができない場合でも発電できるようにする。これらの設備はエネルギー会社に運営を委託する。コージェネ発電設備に隣接して排出CO2を利用する野菜栽培温室を設置し、脱炭素農業教育の実習ができるようにする。

これらの設備を既存の学校に全部設置するのは難しいと思いますが、どれか一つでも設置すれば、かなり違うと思います。

これから新設する学校の場合、これらの設備を全部組み込んだ上で近隣に病院・老人ホームを設置し、常日頃から「エネルギーセンターを兼ねる学校から電力を供給するシステム」を確立できれば、災害時にも電力供給がゼロになることはないと思われます。

コンパクトシティのコアとして活用できるのではないでしょうか。

県からの回答

貴重な御意見をいただきありがとうございます。

県が所管する県立学校では太陽光発電設備を設置し、再生可能エネルギーの導入を進めているところです。

市町村立学校については、設置者である各市町村の教育委員会にお問い合わせいただきますようお願いします。

今後とも、本県の県立学校施設整備に対する御理解と御協力をお願いいたします。

教育庁 施設課

御意見ありがとうございます。

県教育委員会では、各市町村や県立学校等に対して、体育・保健体育科の授業をはじめ、運動部活動等の体育・スポーツ活動における熱中症事故の防止を図るため、国の「熱中症警戒アラート」等の情報を収集することや暑さ指数の計測を行うことなどについて指導しております。

各学校の教育活動においては、児童生徒の安全を最優先しながら、教育効果が最大限得られるよう、実施内容や方法だけでなく、全ての教科や学校行事等の実施時期を検討した上で行っています。

教育庁 体育スポーツ健康課

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