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福岡県では、県政の効率的かつ合理的運営を進めるために、県民の皆さんからのご意見、ご提案をお聴きしています。
○○高校で終業式があった3月17日に「春季休業中の生徒心得」という文書が全生徒に配布されました。その生徒心得には「マスク着用の考え方の見直しについて」という項目があるのですが、政府方針を捏造して伝えています。
文書によると、「政府は各個人のマスク着用の判断に資するよう、感染防止対策としてマスクの着用が効果的である場面などを示し、一定の場合にマスクの着用を推奨する。」とした上で、「【マスク着用推奨】屋内において、他者と身体的距離(2メートル以上目安)が取れない場合や、他者と距離が取れるが会話を行う場合。」と書かれています。
もしこの政府方針が事実であればほとんどの場合でマスク着用を続けないといけないということになります。しかし厚生労働省や福岡県のホームページのどこにもそういった記述はありません。
実際、このプリントを見てマスクを外してはいけないのだと思い、マスクを外す生徒を注意してトラブルになる事例があったことも考え難くありません。いくら学校側がマスク着用を続けさせたくても政府方針の捏造は良くないのではないでしょうか。
県立高校が出した文書だからといってこの文書を生徒が信用した場合、生徒同士のトラブルに繋がりかねない大問題ですし、県教育委員会は早急に調査して、学校にクラッシー等で謝罪をするようお願いして頂けると助かります。
御意見ありがとうございます。
マスク着用の考え方の見直しについては、令和5年2月10日の政府対策本部決定において、新型コロナウイルス感染症対策における国民のマスク着用の考え方が見直され、令和5年3月13日から「個人の主体的な選択を尊重し、着用は個人の判断に委ねることを基本」とされました。
一方、学校教育活動については、見直しの適用は令和5年4月1日からとされ、学校内においては、それまでの間、これまでの考え方に沿った対応を継続するよう通知しています。
なお、学校の春休みの生徒心得は上記に基づき学校で作成しているものであるため、御不明な点がございましたら、学校へお問い合わせください。