;
福岡県では、県政の効率的かつ合理的運営を進めるために、県民の皆さんからのご意見、ご提案をお聴きしています。
福岡県のリサイクル問題は他県より大変遅れていると思います。
(1)プラスチック類の回収
(2)リサイクル問題の教育
(3)リサイクル分類の教育
特に(2)(3)について、以前からヨーロッパで行われている幼児期の教育は素晴らしいと思います。
「今後検討します」ではなく、今すぐにでも行動に移す必要があると思います。
御意見ありがとうございます。本県ではリサイクルを含む資源循環を進めるため、次の取組を行っています。
(1)プラスチック類の回収について
プラスチック製容器包装を含む、容器包装廃棄物のリサイクルについては容器包装リサイクル法に規定されています。この法律に基づき、令和4年9月16日、県は各市町村の分別収集品目と収集見込量を取りまとめるともに、計画を促進するための県の取組を定めた「福岡県第10期分別収集促進計画」を策定しました。このなかで、プラスチック製容器包装については、分別収集に取り組む市町村数が第9期(令和元年策定)に比べて増加しています。県といたしましては、プラスチック製容器包装の分別収集を実施していない市町村に対し、技術的援助・助言を行うなど、一層のリサイクルの促進に努めているところです。
また、プラスチック使用製品廃棄物のリサイクルについては、プラスチック資源循環促進法により規定されており、市町村は分別収集及びリサイクルに努めるべきとされています。こちらにつきましても、市町村の課題把握や先進事例を紹介するなど、市町村とともにリサイクルの普及に努めております。
(2)リサイクル問題の教育及び(3)リサイクル分類の教育について
県では、次世代を担う子どもたちに、3R(リデュース、リユース、リサイクル)やごみの分別を含む様々な環境問題を紹介するとともに、これらの環境問題が私たちの日常生活と深く関わっていることを明らかにし、その解決のために自らできることを学んでもらうため、環境教育副読本「みんなの環境」を作成し、県内の小学校5年生の児童に配布し、学校の授業や家庭において活用されています。 環境教育副読本は県ホームページに掲載していますので、御参照ください。
(参考)環境教育副読本(外部リンク)はこちら。
また、幼児(3歳)から高校生までなら誰でも参加できる環境活動を行う「こどもエコクラブ」事業を推進しています。こどもエコクラブは、子どもたちが人と環境の関わりについて幅広い理解を深め、自然を大切に思う心や、環境問題解決に自ら考え行動する力を育むとともに、地域の環境保全活動の環を広げることを目的としています。保護者、指導者、自治体の方、企業・団体の方々といった様々な方からの支援のもと、子どもたちのリサイクル活動や環境調査などの自主的な環境保全活動・学習に取り組んでいます。
その他にも、ごみの減量化・リサイクルを推進するために、3Rについての知識と経験を有する個人やNPO法人を「3Rの達人」として登録し、地域や職場、学校等で開催される学習会等に講師として派遣する「3Rの達人」派遣事業や、未来を担う子ども達に3Rに関心をもっていただくため、平成20(2008)年度からNPO・ボランティア団体と協働して「こどもリサイクル探検隊」を実施し、環境活動、環境学習の場や機会の提供等を行い、県民の意識の高揚を図っています。
これらの取組を通じて、資源の循環利用を進めてまいります。