福岡県では、県政の効率的かつ合理的運営を進めるために、県民の皆さんからのご意見、ご提案をお聴きしています。
横断歩道においては、車両は歩行者の優先義務、歩行者に対しては横断歩道前後での横断の禁止が道路交通法で定められており、これらは「交通ルール」です。しかし、福岡県が取り組まれている「横断歩道マナーアップ運動」という名称からは、これらがあたかも「ルール」(守らなければならないこと)ではなく「マナー」(守った方が良いこと)であるかのような印象を受けます。
横断歩道で歩行者がいるのに停止しない車が多いことが全国的に問題となっていますが、運転者の意識を変えるためには、一時停止は「マナー」ではなく「ルール」であることを周知しなければならないと思います。
以上の点から、「横断歩道マナーアップ運動」という名称は著しく不適切であると考えますので、速やかに名称の変更を御検討いただきますようお願いします。
貴重な御意見ありがとうございます。
御意見いただきましたとおり、道路交通法には、横断歩道等における歩行者等の優先、横断の方法などが明記されております。
また、道路交通法には規定されていませんが、歩行者の「手を上げての横断」「横断中の安全確認(歩きスマホは危険)」「明るい服装や反射材の着用」や、ドライバーの「早めのライト点灯」などの実践も、交通事故の防止に繋がるものです。
当運動は、法律の遵守のみならず、法律に定められていない行動も含めて交通安全意識の高揚を図るため、その名称を「横断歩道マナーアップ運動」としているところです。
今後とも県の交通安全の推進に御理解、御協力をお願いいたします。