
福岡県では、県政の効率的かつ合理的運営を進めるために、県民の皆さんからのご意見、ご提案をお聴きしています。
福岡市及び北九州市は、ホームページで基金運用実績を公表しています。
非公表の福岡県及び久留米市に対し、7月中旬に財政課・会計課に電話照会したところ、久留米市からは実績の報告がメールでありましたが、福岡県の財政課は公表していないとの返答でしたので、公表できない明確な理由を課長と相談のうえ、後日、電話もしくはメールで回答してくださいとお願いしていましたが、一切連絡がありません。
9月3日のホームページで、福岡県の令和6年度末の基金総額は9564億円と公表され、また、4月12日の西日本新聞では、令和5年度の基金総額9083億円・債券運用額5973億円と報道されていますが、基金運用利回りは公表されていません。
1兆円近くもある基金の運用実績(利回り等)については、1県民としても知りたい情報ですが、情報公開請求なしでは、公表できないという県としての明確な理由を教えてください。
明確な理由がなければ、福岡市・北九州と同程度の情報開示を行うべきだと思います。
貴重な御意見ありがとうございます。また、財政課での対応により不信感を抱かせてしまいましたこと、誠に申し訳ございません。
県の財政状況等について、県民の皆様に対する説明責任をより適切に果たしていくことは重要であると考えております。
そのため、県では、例えば、県の財政状況に関し、わかりやすく県民の皆様にお示しするよう、県債残高や健全化判断比率、総務省が示した全国統一的な基準に基づいて作成した財務書類の概要等について、毎年作成している「福岡県の財政」というパンフレットに掲載しホームページ等で公表しているところです。
また、県が設置する各種基金の目的や残高等につきましても、平成30年度から一覧表形式にてホームページで公表しているところです。
公表内容につきましては、国の公表内容を参考に、さらに設置目的、積立財源内訳、活用事業の内容を追加して、わかりやすく一覧表示にしています。
お尋ねの債券の運用実績に関しましては、現在、公表内容に含まれておりませんが、日本銀行のマイナス金利政策の解除等の影響により、保有債券価格が急激に変動している現状等を踏まえ、他の自治体における状況を把握するなどしたうえで、公表に関し研究してまいりたいと考えております。