
福岡県では、県政の効率的かつ合理的運営を進めるために、県民の皆さんからのご意見、ご提案をお聴きしています。
福岡県はDX化を推進していると主張しているようですが、現状あまりにもアナログで前時代的過ぎると感じます。
あくまで一例ですが。親族が指定難病に罹患しておりますが、手続きや制度の仕組みは分かりやすいものではなく、また医療機関や県庁、保健所は情報を共有していないのか、要領を得ない事も多いです。聞いてみると県庁に連絡しているようですが、なぜ現場で解決出来る仕組みを整えないのか不思議です。
また、申請から結果通達まで三ヶ月、償還申請から償還まで半年は時間がかかり過ぎ、患者にはその余裕がない場合も多々あるかと思われますし、不安だと思います。
現場や利用者に目を向けず、昔ながらのやり方にこだわり簡素化しない理由は何なのでしょうか。
自治体によって差があるようですので、DX化を推進していると主張するならもう少し改善出来ると思いますし、福岡は他の都市の手本になることが出来る規模の都市だと思います。なぜか紙である受給者証の形を変えるのは難しくても、仕組みの簡素化、効率化は出来るのでは。難病に限らず、全ての部署で起きている問題ではないでしょうか。
最新システムを導入せずとも予算をあまり使わずに改善できる点が山ほどあると思いますし、前時代的な作業にこだわって発生する残業代を捻出されるよりは、システム導入の資金の方が税の使い道としては納得出来ます。
難病だけに限らず、自分たちが行なっているサービスは本当に県民のことを考えているか、県民の目線を持てているか、納得してもらえているか、常に考えた方がいいと思います。
大変貴重な御意見をいただき、誠にありがとうございます。
指定難病については、医療費の公費負担制度であるため、申請者ひとりひとりの状況を踏まえた慎重な審査が必要であること、認定にあたって専門家の意見を聞く必要があること等から、制度が複雑になっており、また事務処理に一定の期間をいただいているところです。
大変御不便をおかけしておりますが、分かりやすい御説明に努めるとともに、可能な限り迅速な事務処理に取り組んでまいりますので、御理解をいただきますようお願いいたします。
なお、難病対策のDX推進については、窓口担当者や関係機関とも意見交換を行いながら、県民の皆様の目線及び関係者の事務負担の双方を踏まえ、事業の効率化について検討してまいります。
このたびは貴重な御意見をいただき、ありがとうございます。
県では、令和4年3月に策定した「福岡県DX 戦略」(計画期間:令和4年から6年度)で進めてきたデジタル化・DXの取組を踏まえ、令和7年3月に新たな戦略として「福岡県DX 戦略(2025-2027)」を策定しました。
本戦略では、「県民みんなが、住み慣れた場所で、安心して、たくさんの笑顔で暮らしていける福岡県」を目指しています。4つの施策の柱(「くらしのDX」、「産業のDX」、「行政のDX」、「DXを支える人材育成・デジタル基盤づくり」)を設定し、DXの推進に取り組んでいるところです。
いただいた御意見も参考にさせていただき、県民の方皆様の利便性向上に努めてまいります。
御理解の程よろしくお願いいたします。