福岡県では、県政の効率的かつ合理的運営を進めるために、県民の皆さんからのご意見、ご提案をお聴きしています。
我が家は代々農業をしています。農機具を購入して小規模な土地を耕したり、田植えしたり、米やもち米を生産し、市場で販売しています。
今は高齢な父が率先して農業をしていますが、昨年の猛暑では流石に倒れるのではないかと思い、私も収穫しました。
農機具は中古で年数が経っており、あと何年使えるか分かりません。私の考えとしては、農機具をレンタルして農業を続けたいです。
そこでJAに農機具をレンタルできるか聞いたところ、できないということでした。私がレンタルしたいのは「トラクターに付ける畦塗り機械」なので、特殊だと思いますが、他県ではレンタルできます。
農業に力を入れているであろう福岡県が、農機具のレンタルを行っていないのは何故でしょうか。今から農業を担う人のほとんどは、自分で農機具を買えないと思います。県知事がどう考えているのか、はっきりしてほしいです。
貴重な御意見をいただき、ありがとうございます。
近年、物価高騰に伴う生産コストの上昇により、農業経営が厳しい状況下にある中、水田の担い手の減少と高齢化が進んでいます。
こうした中、水田農業を維持・発展させるためには、永続性がある担い手への農地の集積・集約化や集落単位で機械の共同利用等を行う集落営農を推進し、生産性を向上させることが重要であると考えております。
そのため、県では、個別の大規模農家や集落営農法人といった永続性のある担い手の育成を目的に、農業機械の導入支援を重点的に行っているところであり、御意見いただいた農業機械のレンタルについては行っておりません。
集落営農法人等への加入又は作業委託を御検討いただくとともに、国庫事業で農業機械のリース導入ができる場合もありますので、お住まいの市町村やお近くの農林事務所に御相談ください。
今後とも農業振興に努めてまいりますので、御理解と御協力のほどよろしくお願いいたします。