福岡県では、県政の効率的かつ合理的運営を進めるために、県民の皆さんからのご意見、ご提案をお聴きしています。
介護問題において「老々介護」や「ヤングケアラー」といった問題が深刻化しています。これらの問題を解決するためには、「受援力」が大切であることが分かっています。
しかしながら、「受援力」についての理解が十分でなく、その効力が発揮されずに、介護疲れによる介護者の自殺や、被介護者の虐待といった悲劇的な事件が起きています。このような状況を打開するには、「受援力」の大切さを広く県民に認識してもらい、県の支援の下に、学校、公民館や職場において講演会など実施して、啓発活動を行う必要があると思います。
貴重な御意見をいただき、ありがとうございます。
本県では、地域共生社会の実現に向けて、高齢者になっても地域に安心して住み続けられる地域づくりとして「地域包括ケアシステム」の構築に取り組んでおります。
この地域包括ケアシステムにおいて、地域の住民の方や地域の支援関係機関等が連携して、高齢者等の見守り活動などスムーズに実施できるよう、見守り活動の研修会の実施、認知症の理解促進のための勉強会等に取り組んでおります。
今後とも県民の皆さんが住みやすい地域社会づくりに努めていきますので、御理解と御協力をお願いいたします。
貴重な御意見をありがとうございます。
福岡県では、ヤングケアラーであるこどもが信頼できる相手に悩みを相談できるよう、リーフレットを作成し、県内の小中学生へ配布するとともに、普及・啓発のためのホームページを作成し、各市町村の相談窓口や元ヤングケアラーの体験談などを周知しております。
また、教職員、市町村職員、スクールソーシャルワーカー、医療関係者、介護・障がい事業者の職員などが集まる研修会を実施し、元ヤングケアラーの体験談や事例検討を通じて、周囲に助けを求めることが難しいヤングケアラー特有の問題への理解を深め、早期発見や適切な支援へつなぐための連携の推進を図っております。
今回の御意見については今後の参考にさせていただき、ヤングケアラーに対する支援について取り組んで参りたいと思いますので、御理解・御協力をよろしくお願いします。