福岡県では、県政の効率的かつ合理的運営を進めるために、県民の皆さんからのご意見、ご提案をお聴きしています。
教員の欠員が補充されない問題がニュースになっています。全国的に採用試験の時期を早くしたり複数回やることで対策しているようです。待遇改善のニュースは見ません。逆に民間の初任給を引き上げるニュースが出てました。
人が足りない問題は、給与を引き上げて待遇をよくすることが本丸だと思うのですが、教職員の倍率低下や現場の人材不足で待遇をよくするという話は出ていないように思います。
給与そのものは人事院勧告に従って設定するからだと思います。であるならば、手当はどこが決めているのでしょうか。
例えば「地域手当」を教員が足りない学校の地区で引き上げるような政策は仮にやるとしたら誰が意思決定者になるのでしょうか。そして誰が反対するのでしょうか。
ポスター作ったり、TVで特集させたりして魅力を伝えることで解決する、待遇改善は必要ないと考えているのでしょうか。広告業者にお金が流れるだけで効果は限定的だと思います。
回答してほしい質問は2点です。
御意見いただきありがとうございます。
地域手当は、「一般職の職員の給与に関する法律」において、当該地域における民間の賃金水準を基礎とすることと規定されています。
また、地方公務員の給与は、「地方公務員法」により、国及び他の地方公共団体の職員並びに民間事業の従事者の給与等を考慮して定められなければならないと規定されています。
これらのことから、地域手当を、県が独自に手厚くすることはできません。
お問合せいただきありがとうございます。
福岡県教育委員会では、教員の人材確保・魅力発信の取組として、教員採用試験において、豊富な経験・知識を有している社会人や、新しい課題に対応できる優秀な人材を確保する観点から、新たな特別選考の導入など採用試験の工夫改善を図っています。
また、教員を志望する者を増やすため、本県学校教育の魅力を紹介する説明会や、新たな人材の発掘に向けたセミナーを実施するなど、大学等と連携した取組を強化しています。
なお、このような取組の実施に当たっては、県ホームページや県公式SNS、などの各種広報媒体を活用して広く周知しております。