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福岡県では、県政の効率的かつ合理的運営を進めるために、県民の皆さんからのご意見、ご提案をお聴きしています。
雨の多い時期はWEBの防災情報を見ることが多いため、どこが最も見やすいかなと色々見てみていたところ、デザインや構成などが同じ、あるいは酷似している防災情報サイトがいくつかあることが気になりました。
具体的には
の10のサイトです。
当然、同じであっても重要な防災情報が見やすく情報提供されていれば、何の問題もありません。
ただ、これらの10のサイトが酷似していることに関して、一つは、WEBサイトの構築業務の受注者が勝手にデザインを流用していたとすれば、それは業務契約完成品の無断使用で契約違反の可能性があるのではないかという問題があります。
もう一つは業務委託費の問題です。一からWEBサイトを構築することを前提して委託していたとすれば、他のWEBデザインを全部または一部を利用した場合には、その委託費用は過大(税金の不適切な支出)になるのではないかということです。
以上、2点について、ご見解をお伺いします。
なお、現状を否定するものではありませんが、防災情報は地域の特性にあったもの、いつでも誰もが見やすいものを常に目指していくべきであり、また税金の適切な支出の観点からお聞きするものです。
分かりやすい防災情報の提供のため、貴重な御意見をいただき大変ありがとうございます。
福岡県では雨量、河川水位・カメラ、土砂災害危険度、ダム諸量などの防災に関するデータを”福岡県総合防災情報”のウェブサイトで提供しています。全国の情報を網羅した国交省の運営する“川の防災情報”のウェブサイトもございますが、福岡県総合防災情報では、住民の方に向けたよりきめ細かな情報を提供しているところです。
この構成・デザインについて、酷似していると御指摘いただきました福岡県を含む10の府県のサイトについて、確認させていただきました。確かに、提供している情報・内容やデザインについて似通っている部分がございます。
福岡県総合防災情報の構成に関する業務委託においては、デザインに関する項目は含まれておりません。また、実際にサイトを構築する業務では、すべてオリジナルで作成すると多額の費用が発生するため、限られた予算の中で最大限の効果を得るために受注業者の持つ技術・ノウハウを活用することとしています。
よって、御指摘いただいたような契約違反や業務委託費の不適切な支出などはございません。
福岡県では、毎年、福岡県総合防災情報の改良を行っております。また、数年おきに大規模な改修を行い利便性の向上を図ることとしています。
しかし、デザインについては当初のものから大きくは変わっておりません。整備時から年月が経ったこともあり、今後抜本的なデザイン変更も視野に入れ検討していくこととしております。今回いただいた御意見を参考に、より見やすく、使いやすくなるよう努めてまいります。今後とも福岡県総合防災情報をよろしくお願いいたします。