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福岡県では、県政の効率的かつ合理的運営を進めるために、県民の皆さんからのご意見、ご提案をお聴きしています。
路線バスに乗車していますと、バスカットのあるバス停からバスが発信しようと方向指示器を出しているにも関わらず、進路を譲らない後続車が多く、なかなかバスが発進できない状況が、交通量の多い道路を中心に多くあります。
これにより、バスの遅延が発生し、乗客の利便性低下、乗務員の休憩時間が減少することにより労働環境にも悪影響を及ぼしているものと推察します。
このような状況について、県が中心となって、改善に取り組むことを提案いたします。
そもそも、このような行為は、「乗合自動車発進妨害」に当たり、道路交通法違反であり、警察により取り締まりが行われるべきものではありますが、この規定の遵守状況、公共交通の運行に与える影響に鑑みると、まず、公共交通の利便性向上(利用促進)という目的をもって普及啓発を行うことが効果的と考えます。
※普及啓発の例:バス停後方への標識設置、横断歩道橋などへの横断幕設置、バス停での警察官による指導、県広報誌、ラジオ広告など
この問題は、バス事業者だけでは解決できない問題ですし、市町村の区域を超えた広域的な問題であり、県の公共交通所管部門が主体となって、警察や道路管理者と連携して取り組むべき課題と考えます。
まずは、バス事業者に対するヒアリング、協議会などでの問題提起を通じて、実態把握や普及啓発実施に対するコンセンサスを得るところからご検討ください。
このような状況が改善されれば、バスの定時運行が確保され、乗客の利便性向上、乗務員の労働環境改善にも大きくつながるものと考えます。福岡県の取組に期待しています。
貴重な御意見をいただき、ありがとうございます。
いただいた御意見につきましては、福岡県バス対策協議会において、機会を捉えて情報共有するとともに、どのような対応ができるのか検討してまいります。
今後とも県政への御理解、御協力の程、よろしくお願いいたします。