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福岡県では、県政の効率的かつ合理的運営を進めるために、県民の皆さんからのご意見、ご提案をお聴きしています。
最近の幼稚園の先生や保育園の保育士の問題行動が多すぎて大変遺憾です。
今後、社会問題になっている幼稚園や保育園のバスで置き去りや、園児に対する虐待、切り付け事件が起こることがないよう、対策をお願いします。
貴重な御意見ありがとうございます。
本県では、保育所等に対し年1回指導監査を実施しており、その中で、適切な保育の提供や虐待等の不適切な保育を防止するための研修等の実施状況及びこどもの重大事故発生防止に係る安全管理体制について確認しています。
また、こどもの人格・人権を尊重した保育が実践されるよう、全国保育士会作成の「人権擁護のセルフチェックリスト」等も活用しながら、日々の保育の振り返りを実施するよう指導監査や研修等を通じて促しております。
万が一、重大事故や不適切な保育に係る事案が発生した場合は、必要に応じて、被害にあわれた児童や在園する児童に対し、メンタルケア等保育の実施主体である市町村と連携し取り組むこととしております。
いただいた御意見も参考に、引き続き適切な保育の提供のため、指導監査や研修等を通じて取り組んでまいります。
貴重な御意見ありがとうございます。
本県では、このような事故や事件を未然に防止するために、関係各課が連携して、専門的な知見をもつ幼児教育アドバイザーの派遣や、新規採用教員研修を年間通じて行う等、幼児教育に携わる先生方の資質・能力を育む支援を行っています。 さらに、幼児期の教育に携わる全ての先生方に向けた幼児教育プラットフォームを準備し、先生方の保育技術向上に向けた情報提供を行っています。
今回の御意見を参考にしながら、今後も幼児の命を守るための方策、保育に関わる教員への指導・支援の在り方について、課内でもさらに検討をしていきたいと思います。
今後とも、見守りと御支援をいただきますようによろしくお願いいたします。
貴重な御意見をいただき、誠にありがとうございます。
令和3年7月に、中間市内の保育園で、送迎バスに園児が置き去りにされ、死亡するという大変痛ましい事案が発生しました。その翌年には、静岡県内でも同様の事案が発生し、幼児を預かる施設における安全管理が強く求められています。
県では、置き去り事件を受け、独自の安全管理標準指針を作成し、各園に安全管理の徹底を指導しております。また、置き去り防止の安全装置の設置に対して補助を行い、現在全ての私立幼稚園の送迎用バスで安全装置が設置されています。
また、今年6月には、鹿児島県で保育士が園児を切り付けるというあってはならない事案が発生しました。
不適切な保育を防止するためには、何よりも幼稚園で働く先生たちの人権意識を高めることが重要であると考えております。このため県では、毎年、幼稚園の先生たちを対象に人権教育研修会を開催し、幼児一人一人の特性に応じた幼児教育ができるよう教員の資質向上を図っております。
加えて、こども家庭庁が策定している「保育所等における虐待等の防止及び発生時の対応等に関するガイドライン」を県内の全ての私立幼稚園に周知し、不適切な保育の防止徹底を指導しているところです。
引き続き、県内私立幼稚園において安全管理が徹底されるよう取り組んでまいります。