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福岡県では、県政の効率的かつ合理的運営を進めるために、県民の皆さんからのご意見、ご提案をお聴きしています。
福岡県のwebサイト上にある、「野生動物に対する生活被害への対策(生活圏に出没する野生鳥獣対策)」に関するご相談があり、連絡した次第です。
地行と西新を隔てる樋井川にかかる百道浜橋と新今川橋の間において、野鳥への餌やりが横行しています。
周辺道路には多数の糞が落ちていることもあり、餌やりの際には自然の鳴き声とは明らかに異なる雄たけびのような鳥の鳴き声が付近に響き渡り、餌を持つ人に20羽程の鳥が一斉に群がる様子は、川沿いとはいえ住宅街では目にすることのない異常な光景だと感じられます。
感じ方は人それぞれですし、鳥の飛来や鳴き声そのものは自然に発生するものなので不快に感じるわけではありませんが、webサイト上にも記載があったように餌を与えることは厳に慎んでいただき、人為的な被害が引き起こされることは未然に防ぎたい思いです。
特定の人物による餌やりも行われているようですが、その他複数世帯が各々餌やりを行っているようで、個人的な解決は難しいと考え、行政のお力をお借りできないものかと考えご相談いたしました。
写真や動画等が必要でしたらお送りするよう対応いたしますし、看板などを設置いただけるだけでも多少の効果は期待できるのではないかと考えます。
県の所掌と異なる内容でしたら、市や区あるいは国の機関の窓口等ご紹介いただければ幸甚です。
看板の設置ではなくチラシや広報誌での周知も効果があるものと思います。
ご検討のほどよろしくお願いいたします。
貴重な御意見をいただき、ありがとうございます。
本県では、野生鳥獣による農林水産物被害等を軽減するため、侵入防止、捕獲、獣肉の利活用対策を一体的に取り組んでいるところです。
侵入防止対策の1つである野生鳥獣の生息環境管理については、収穫しない果実や、野菜クズ・生ゴミの放置等、エサとなる場所をなくすことが大切です。
そのため、県では、県ホームページにおいて野生鳥獣への餌付け防止を周知するとともに、集落単位で地域住民や行政担当者を対象とした研修会を開催しております。
また、被害対策は、現場に最も近い市町村が中心となって取り組んでいるため、今回の御意見につきましては、お住いの市町村へ御相談ください。
今後とも、人と野生鳥獣との棲み分けを図る侵入防止対策をはじめ、捕獲や獣肉の利活用対策により、農林水産物被害軽減に取り組んでいきますので、引き続き、御理解御協力をお願いいたします。
御意見をいただきありがとうございます。
福岡県では、野生鳥獣間における鳥インフルエンザ等の感染症伝播や、餌付けを行う人と野生鳥獣間の感染症伝播など、生態系への影響が生じる可能性があるという観点からも、野生鳥獣と適切な距離を保つよう呼び掛けています。
今後も、ホームページ等での普及啓発に努めてまいります。
(参考)福岡県ホームページ(外部リンク)はこちら。