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福岡県では、県政の効率的かつ合理的運営を進めるために、県民の皆さんからのご意見、ご提案をお聴きしています。
私は外国人で福岡県民です。福岡で楽しく10年間暮らしました。学生時代は日本人と平等に扱って頂きました。福岡の町は綺麗で交通事故も少なく、みんな礼儀正しいです。福岡に住んでよかったとずっと感謝しております。
しかし、最近、困ることがありました。外国人として、女性従業員として、不平不満を感じております。
私は前職の時、ずっと会社の上司にスキンシップされていました。「やめてください、それはセクハラですよ」と何回も嫌な気持ちを伝えましたが、ハラスメントは止まりませんでした。自分が訴えても、相手にしてくれませんでした。
その上司は決して自分が悪いと言わないので、私は上司に「すみません、私が大袈裟でした」と謝りました。それでも、その上司は当たり前の顔をして、最後まで男と女の違い、認識の違い、男は鈍感ですと主張していました。周りの女性従業員たちも見ていましたが、それは普通ですと、私の味方をしてくれませんでした。私は絶対そんな考え方は認めません。結局わたしは追い出されました。
私は建設業界で施工管理をしております。この仕事は女性従業員が少ないので、建設業者の経営者はハラスメントに対して、健全な対策がないです。嫌なことがあっても、話せる相手がほとんどいません。
私の友達も就職先で同僚に失礼なことを言われて、泣いてました。 それでも相手は自分が悪いと思っていません。普通の冗談だがら、謝る必要は無いと言っていました。
傷害の酷さは加害者次第ではないのですか。冗談でもなんでも、少し相手の気持ちを考えてくださいと私は願います。
ただ「すみません」の一言でいいです。男がみんなそんな感じですとか、それは普通ですよとか、言われたくないです。 そんな考え方はおかしいと思っております。
悩みを聞いてくれる部署があると思いますが、セクハラと絶対認めてくれません。そのため、男の行為は全て普通と意義されてしまいます。この部署の意味がないです。女性の社会地位がとても低いと感じてしまいます。
お願いします。もう少し女性従業員を守ってください。
貴重な御意見ありがとうございます。
本県では、県民や県内事業者が職場のハラスメント防止対策に係る関係法令について正しく理解できるよう、国の福岡労働局とも連携し、セミナーの実施等により周知・啓発に取り組んでいます。
加えて、県内4地域それぞれに設置している労働者支援事務所において、セクシュアルハラスメントなど職場の人間関係に関する相談も含め、労働者、使用者双方から労働相談をお受けしています。
労働相談の中では、相談者のお話を丁寧に聞き取り、自主的な解決につながるよう、関係法令を踏まえたアドバイス等を行っています。また、それだけでは解決が図られない場合は、労働者支援事務所が労働者と使用者の間に立って意見の調整を図る「あっせん」の実施、指導権限のある国の機関への誘導、法的手段も含めた選択肢についての説明等を行っています。
今回いただいた御意見の内容につきましても、まずは最寄りの労働者支援事務所へ御相談いただきますようお願いします。
【労働者支援事務所】
福岡労働者支援事務所(福岡市中央区):092-735-6149
北九州労働者支援事務所(北九州市小倉北区):093-967-3945
筑後労働者支援事務所(久留米市):0942-30-1034
筑豊労働者支援事務所(飯塚市):0948-22-1149
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電話による労働相談平日8時30分から17時15分
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